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オールインワンゲルには効果があるの?ゲルに配合される成分のはなし

最近どんどん種類が増えているオールインワンゲル
たった1個でスキンケアが完了できるなら素晴らしいですよね。

でも「たった1個で本当にいいの?」「化粧水・乳液・美容液などのシリーズで、効果に差があるのでしょうか?多いほうが良いに違いない。」そんな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。

それらの質問にズバリお答えします。

答えはオールインワンゲルもシリーズも変わらないです。

保湿という意味では、オールインワンゲルもシリーズも効果があると言えます。しかし、よくいう「お肌に○○の成分が浸透」と言われると、ちょっと・・・となってしまいます。

というのも、有効成分の効き方にポイントがあるのです。

セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸にはどんな効果があるの?

・セラミド
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
について、それぞれ「どう有効なのか」ご説明します。

その前にざっと皮膚の構造を説明しておきましょう。

皮膚の構造
皮膚は表面に薄い「表皮」があり、その下に皮膚の大部分ともいえる「真皮」があるという構造になっています。 表皮はバリアの役割をしています。これを水をはじく「疎水性」と言います。

このバリアにはわずかな隙間があり、分子量(大きさだと思ってください)500程度までの物質をよく通します。ここも重要なポイントです。

真皮には、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」が存在しており、これらによって肌の強さや弾力性(ハリ)が保たれているのです。

これから3つの有効成分について、役割を考えていきましょう。

セラミド

セラミドとは、脂質の一種で、人の身体では細胞膜に多く存在しています。
セラミドがオールインワンゲルに使われているのは、その「保湿性」にあります。

考えてみれば、「脂質」ということで、保湿力が高いはずですよね。
さらに、生体内にある物質なので安心して塗ることができますね。

また、脂質は水をはじくので、水をはじくもの同士、肌との相性も良いです。

つまり、セラミドは「肌の表面をバリアする保湿剤」として有効なのです。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はムコ多糖というものの一種です。
粘度が高く、細胞や組織を結合する働きをします。
生体内では皮膚の水分を保持する役割を果たしています。

オールインワンゲルではこの「水分を抱え込む」が使われ、粘性もあるため、保湿に使われています。

よく、思い誤るのが、ヒアルロン酸を塗れば、肌に浸透し内側から効くというもの。

先ほど書いたとおり、肌は分子量500程度までの物質しか通すことができません。

しかし、このヒアルロン酸は非常に高分子で、なんと分子量が100万以上あるのです。
肌に浸透することはまず不可能なのです。

それでも肌に通そうと、今では低分子に分解したヒアルロン酸入りのオールインワンゲルもあります。

こうすれば、肌には浸透するかもしれません。
ですが、分子を小さくしてしまうと保水力自体が劣ってしまうのです。
それではあまり意味がありません。
さらに、低分子にすることにより、肌をバリアする働きも劣ってしまいます。

こうなると、高分子のもののほうが、有効なのではないでしょうか。

つまり、ヒアルロン酸は外からの働きは有効ですが、内側からの働きはあまり期待できません。

よって、「肌の表面をバリアする保湿剤」として有効なのです。

コラーゲン

最後に一番良く耳にする「コラーゲン」。

誰しも「コラーゲンはお肌をぷるぷるにし、美容に良い」と聞いたことがあるのではないでしょうか。

そもそもコラーゲンとは、タンパク質の一種で、生体内のタンパク質の30%はコラーゲンであると言われています。
こちらも、肌の表面を保護する働きをしてくれます。

コラーゲンは今まで見聞きした情報によれば、肌に浸透して弾力を与えてくれるような気がしてしまいます。

しかし、それは全くの嘘ではありませんが、本当とも言いがたいのです。

コラーゲンも例によって万単位の高分子で分子量500には程遠いのです。

そこで低分子コラーゲンとしてかなり細かくして分子量を減らしたものが出てきました。

それが超低分子のスーパーコラーゲンです。

このスーパーコラーゲンについて、少し説明したいと思います。

スーパーコラーゲンは低分子コラーゲンよりも、もっと分子を細かくしたコラーゲンのことです。
コラーゲンはアミノ酸の集合体ですが、DHCがアミノ酸レベルまで細かくしたのかは言及されていませんが、肌に吸収されるくらい低分子化に成功しました。

美容に熱心な方々からは画期的だといわれていますが、少々引っかかる点があることは否めません。

まず、生体外の実験でコラーゲンが増えるという結果が出ました。

しかし、生体内でどうなるのかについては言及されていません。

細かくなって、(アミノ酸レベルとすれば)それが肌に入って、再び高分子のコラーゲンに戻るのかが正直曖昧なところです。

よって現段階では、「コラーゲンが肌の深部に浸透するのは間違いないが肌の弾力を支える機能を満たせるかはわからない」と今は分析しています。

低分子コラーゲンもスーパーコラーゲンも技術は素晴らしいのですが、高分子のコラーゲンに戻るかどうかは分かりません。

コラーゲンは高分子、つまり、長さがあり強いからこそ肌の弾力につながるので、元の高分子に戻らなければ有効とはいえないのです。

しかし、先に述べたように、コラーゲンには保湿性があります。

よって、これまたコラーゲンも「肌の表面をバリアする保湿剤」として有効なのです。

オールインワンゲルが最も優れるのは保湿効果

まとめると、どれも「肌の表面をバリアする保湿剤」としての有効成分であることが分かります。ということは、オールインワンゲルは、肌には浸透せず、表面を保湿し、バリアするという意味では有効ということです。

これって、他のシリーズものの化粧品でも同じ事ではありませんか?

よって、保湿という意味では、オールインワンゲル・シリーズものの化粧品どちらも有効です。
お肌に有効成分はなかなか浸透しないので、順番があるシリーズものもオールワンゲルもさほど成分の有効性の差はないという結論になります。

あくまで保湿という観点で、お手入れの簡単なオールインワンゲルを選んでみてはいかがでしょうか。

オールインワンゲルに良く配合される美容効果のある成分


・スクワラン
エモリエント効果というのをご存知でしょうか?スクワランは植物由来のものが使用されることが多く、皮膚刺激の少ない脂分です。スクワランにより、皮膚にうるおいと柔軟性を与えることをエモリエント効果と呼び、スクワランはエモリエント効果に優れた成分です。
・アボカド油
アボカドの油もエモリエント効果に優れており、肌への浸透性が高いのが特徴です。
・ブナ芽エキス
ブナの芽から抽出したエキスは、保湿効果だけでなく抗シワ作用の強いエキスです。
・カワラヨモギエキス
カワラヨモギエキスは抗炎症作用に優れており、ニキビやおできといった皮膚の炎症の消炎作用が期待できます。カワラヨモギに咲く頭花から抽出されるエキスです。
・クコの実エキス
美白効果・抗酸化作用・コラーゲン強化作用が期待できます。
・マロニエエキス
セイヨウトチノキという植物から抽出したエキスです。メイラード反応阻害作用があります。メイラード反応は聞きなれない言葉かと思いますが、糖分とタンパクが結合してメラノイジンという茶褐色の物質が出来る反応のことですが、簡単に言ってしまえば老化現象そのものです。他にも皮膚弾力改善効果・抗酸化作用・抗炎症作用・保湿効果に優れています。
・オニイチゴ根エキス
ヒマラヤンラズベリーとも呼ばれるオニイチゴの根には保湿効果と優れた抗老化作用があります。
・プラセンタエキス
プラセンタエキスは美容効果をもたらす成分としてとても有名ですよね。オールインワンゲルにも配合されていることが多い成分です。皮膚への保湿効果、シワの予防だけでなく、色素沈着を防ぐ効果がある為、美白効果の高い成分としても有名です。
・オウゴンエキス
オウゴンエキスも良く見かける成分ですよね。コガネバナから抽出されるエキスでフラボノイド類・ステロイド類を含んでいるため、抗炎症作用、抗アレルギー作用、チロシナーゼ阻害作用をもちます。また収れん作用があるため、肌の引き締めの為化粧品に良く用いられます。
チロシナーゼ阻害作用は簡単に言ってしまえば美白作用のことです。
・ノイバラ果実エキス
エイジツエキスとも呼ばれますね。ノイバラの果実を乾燥させたものをエイジツと呼び古くから生薬として利用されてきました。エイジツエキスには美白効果・抗酸化作用・収れん作用が認められています。
・ナツメ果実エキス
ナツメの果実はタイソウと呼ばれる生薬です。タイソウのエキスはリンゴ酸や酒石酸塩を含み美白効果が認められています。
・カンゾウ根エキス
俗にいう甘草根のエキスですね。フラボノイド、グリチルリチン、グラブリジンが豊富で皮膚刺激を抑えたり、皮膚の柔軟性を保つ作用があります。また美白効果もあります。
・オタネニンジン根エキス
朝鮮ニンジンの根から抽出したエキスのことです。保湿効果に優れています。
・カッコンエキス
保湿・美白・しわ・たるみ改善効果があります。高いコラーゲン合成促進作用があることがわかり特にシワやたるみ改善効果に期待されています。
・マヨラナ葉エキス
マジョラムの葉から抽出されるエキスには保湿効果というより水分保持能を高めたり肌のバリア機能を高める効果があります。
・セイヨウシロヤナギ樹皮エキス
セイヨウシロヤナギには肌荒れの改善と美白効果があります。肌細胞の正常な成熟化を促して肌のキメを整えてくれます。また角質層のメラニンを減少させる効果もあります。
・ワイルドタイムエキス
ワイルドタイムエキスには抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗酸化作用が認められています。
・アロエベラ葉エキス
アロエと言ったら昔は傷薬にも使われていたりしましたよね。肌の保湿だけでなく保護効果もあります。
・クロレラエキス
クロレラには保湿効果、美白効果、そして細胞賦活化の効果があります。細胞賦活化とは細胞を活性化させる効果でお肌のターンオーバーを促してくれます。たんぱく質、ベータカロテン、ビタミンb群、必須アミノ酸、ミネラルに富んでいます。
・アーティチョーク葉エキス
毛穴の黒ずみや角化による毛穴の目立ちを改善する効果があります。またメラノサイト増殖抑制、メラニン生成、コラーゲン分解を抑制し、色素沈着の予防による美白効果、皮膚弾力改善効果のある成分です。

オールインワンゲルに配合されていて美容効果のある植物エキスを中心にざっとまとめてみましたが、オールインワンゲルは商品点数も多く数多の数の美容成分が使用されています。

ですから、オールインワンゲルにどんな効果があるのかは配合されている成分の分量や効果を良く見極めてご自分の悩みにあったオールインワンゲルを選んでみてくださいね!